査定価格の算出方法とは

査定価格の算出方法とは

車の査定では、項目ごとに標準状態が定められており、そこから車の状態によって加点・減点されて査定額が決定します。査定の基準や項目の内容について解説していきます。

標準状態が決められている

中古車は基本価格が設定されており、買取業者が「標準状態」と比較し、加点・減点を行って最終的な査定価格を算出しています。中古車の査定の基準となる「標準状態」は、日本自動車査定協会によって以下のように定められています。

  • 外装・内装は無傷であること
  • エンジン・足回りは走行に支障なく良好であること
  • 車検の残り月数は3ヶ月以内であること
  • 走行キロ数は標準であること
  • タイヤの残り溝は1.6mm(スリップサイン)以上あること
  • 自己修復歴や、改造工作が無く損傷減価要因(腐食・臭い)等がないこと

参考:一般財団法人 日本自動車査定協会「4.査定の方法」

また、それぞれの項目について、状態によって加減される点数が決められており、1点=約1,000円で計算されます。たとえば、オプションでカーナビやオーディオがついている中古車は取り付けタイプ・機種・経過年数などによって0~80点で評価されます。
車の種類によっても当然点数が決められており、国産車の最高クラスと軽自動車を比べると点数に約3倍の違いがあります。
参考:一般財団法人 日本自動車査定協会「中古車査定基準 11.ナビゲーションシステム・オーディオ類の評価」

外装・内装

車の外装・内装に傷や汚れが付いていた場合は減点されることになります。ただし、中古車の場合、走行中にどうしても小さな傷がついてしまうことは仕方ありません。そのため、実際の査定では小さくて目立たない傷はあまり査定に影響しないと言われています。また、車の傷を自分でうまく補修することができるといいでしょう。

エンジン・足回り

エンジン・足回りは査定日からさかのぼって1年以内に点検整備を受けていると、状態が良好であるとみなされ加点評価となります。

車検の残り月数

車検は残り月数が3ヶ月であることが標準状態となっています。しかし、実際には車検の残りが1年以内の場合はいつ査定を行っても金額にほとんど影響がありません。そのため、車検の残り月数は1年以上残っている場合以外あまり気にする必要はないでしょう。

走行キロ数

走行キロ数の標準状態とは1年で1万キロとされています。もし、5年所有していた場合は標準走行キロ数は5キロとなり、5キロ以下は加点、5キロ以上は減点となります。ただし、この基準は新車から5年以上経過した車には適用されず、6年目からはたとえ走行距離が6キロであってもマイナス査定となるので注意が必要です。

タイヤの残り溝

タイヤの残り溝が1.6mm以上残っていれば加点、残っていなければ減点となります。一般的に、タイヤの残り溝1.6mmにはスリップサインがつけられており、サインが見えたらタイヤの寿命と判断し、交換することが望ましいです。
参考:独立行政法人 国民生活センター 「くるまなんでも教室 タイヤの構造」

その他、自己修復歴や改造工作の有無

修復歴や改造工作を過去に行っている場合は減点となります。基本的に、中古車は新車の状態が求められるため、査定額をアップさせるには独自の改造などをすべて取り除いておくことが望ましいです。ただし、同じメーカーのカーナビやオーディオなどのカスタムは、場合によってはプラス査定となることがあるので確認する必要があります。

業者によって査定価格は異なる

基本的に車の「標準状態」に基づいて査定価格は決定されますが、業者によっては金額に大きな差が生じることも多いです。実は、点数の付け方は決められていますが、点数を金額に変換する際は厳密な決まりが設けられていません。1円=1,000円というレートもあくまで目安ということになります。

項目にはない評価も存在する

査定は標準状態との比較が基本ですが、実際は買取業者によって、車の需要や希少性なども考慮されます。また、項目にはありませんが、見た目がきれいという点も査定額アップにつながることがあります。というのも、きれいな車は丁寧に扱われている可能性が高いと判断され、査定が緩くなるケースがあるのです。中古車の査定では、車を売るタイミングや業者によって価格が大きく異なることを理解しておきましょう。

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